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Hold Fast that Which is Good

良きものをつかむために綴るブログです。皆様のレスポンスが何よりの活力になります。どうぞよろしく。

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【はてなブログ・今週のお題】五番街の白やぎさん

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結月さくら原作

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今回の記事はいずれ書く予定のものでしたが、
はてなブログ今週のお題:最近おもしろかった本】というネタ振りにちなみ、
急遽書くこととしました。
しかしただ本を紹介するだけ、というのでは面白みがないので、
はてなブログ】というこの媒体からの縁つながりで、
今回ご紹介する本は【当ブログの読者様にオススメいただいた本】から
ピックアップしようと思いました。

それが、サンデーGXで連載されていた【結月さくら】先生原作の
五番街の白やぎさんです(全3巻)。

かなり不思議な、どこかで見たような気もしないではない感じのある
この作品について、今回の記事が記念すべき20回目の記事ということもあり、
今日は特別な趣向の中で書いてみようと思います。

今回の記事にあたっては、当ブログ初の読者様であります
早川さんのこちらの記事からオススメいただいたことに端を発しています。
早川さん、本当にありがとうございます。
該当の記事には、以前にグリーンスターをお送りしております。

 

やぎさんゆうびん

やぎさんゆうびん

 

 

「ごはんだわ!」

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と言って、何故か郵便ポストに直行する女性の登場から物語が始まりますが、
この画像の女性が、主人公の【白やぎさん】こと【白山洋子】です。

彼女は【五番街】という所にあるアンティークショップに住んでおり、
そこで世の中に不要となったり捨てられてしまった【手紙を食す】ことで
生活しているという不思議な女性です。

 

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しかし、そのような手紙は大概何らかの問題があり、
書き手には残留思念みたいな形として【骨だらけの魚】が出現しています。
その問題のせいで白やぎが食事中に【小骨が喉に刺さる】ということになった場合、
彼女はその小骨除去のために問題解決に赴く、というのが
ストーリーの根幹となっています。

 

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問題解決には、同居している男子高校生の【相沢託】という少年とともに
あたることになります。
白やぎは手紙を書いた人物の深層心理に入ることができたりするので、
問題になっている原因を突き止めることで、解決策を見出していくのです。
そして、問題が解決したら1話分が終了、という1話完結のショートストーリー
となっています。

五番街の白やぎさん 1 (サンデーGXコミックス)

五番街の白やぎさん 1 (サンデーGXコミックス)

 

 

やぎさんゆうびん

やぎさんゆうびん

 

 

【白やぎ】と【黒やぎ】

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しかし、話が進むと白やぎと託だけでは解決が困難なこともあります。
そんな時に活躍してくれるのが、【黒やぎさん】こと【黒崎美仁】です。

彼は白やぎとは違い、【本や印刷物を通じて死者の記憶を辿る】という能力が
あるので、白やぎでは対処できない事案にはうってつけの存在です。
物語はこの【白やぎ】【黒やぎ】の2人を軸に展開されていきます。

五番街の白やぎさん 2 (サンデーGXコミックス)

五番街の白やぎさん 2 (サンデーGXコミックス)

 

 

やぎさんゆうびん

やぎさんゆうびん

  • 高瀬麻里子
  • チルドレン・ミュージック
  • ¥250

 

 

ずれた街

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白やぎ達のいる【五番街】という所は【ずれた街】であり、
街には白やぎ達以外にも特殊な人が数多く存在しています。
というよりもそこにいる人々は『全員がずれている』ので、街だけでなく
街に存在してある全てのものが普通ではない、と言えるでしょう。

この漫画、先程は1話完結のショートストーリーと書きましたが、
そういう構成なのは実は2巻までで、3巻は最初から最後まで話が続いています。
このあたりになると各キャラの人物像が掘り下げられ、
そのずれっぷりが徐々に明らかになっていく、という話になっていきます。

白やぎや黒やぎはともかく、ただの男子高校生の託はどうずれているのか?
白やぎの【記憶】とは?黒やぎの抱える【秘密】とは?
温かい話であるとともに、緊張感も漲った読み応えのある作品となっています。

五番街の白やぎさん 3 (サンデーGXコミックス)

五番街の白やぎさん 3 (サンデーGXコミックス)

 

 

やぎさんゆうびん

やぎさんゆうびん

  • 宮内 良
  • ポップ
  • ¥250

 

 

既視感

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それにしてもこの漫画をオススメされた時、私はどうしても
既視感を拭えませんでした。
『どこかで見たことがある構図だ、それもずっと昔に』と。
概要を掴みながら一生懸命思い出してみますと・・・

  • 主人公は、アンティークショップに住んでいる女性
  • 目が片方隠れている
  • そんな女性が問題解決をして回る
  • 1話完結のショートストーリー



 

『え、それってアウターゾーンやん?』ってw

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『そうだ、白やぎはミザリィみたいだ!』っていうのが読む前までの印象でした。
上にあげた箇条書き、全てアウターゾーンにもあてはまる話ですしね。
(まあ、向こうはアンティークショップだけではないとか、
隠れている目が左右反対とかありますけど)

ちなみにアウターゾーンとは、謎の案内人【ミザリィ】という女性が、
現実とは隣り合わせの世界であるアウターゾーンという不思議な世界での
人々の姿を描いた、ホラー & オカルトミステリー & SFチックな作品です。

いつもジャンプの巻末に載っていた、1話完結のショートストーリーが基本で
リアルジャンプ世代の私は最初から最後まで全部ジャンプで読んだものです。
もう懐かしすぎますね、20年以上前のことですから。

とは言え、【五番街の白やぎさん】アウターゾーンは構図こそ似ている
部分があるものの、中身はまるで違うものです。
アウターゾーンは、問題解決型もあれど結構【因果応報】系のオチが多いんですね。
1話ごとに出てくるゲスト的なキャラは大概どうしようもない奴で、
最後は調子乗りすぎて自滅 or 終了 → 『こうあってはなりませんよ』という
教訓的な締めで話が終わるパターンが多かったと記憶していますが、
白やぎさんにはそういう話は存在せず、むしろ人の揺れ動く感情や行動を
温かみのある画で描いて締める、幸せな気分に浸れる作品になっています。

私はどっちも好きですが、今アウターゾーンをまた116話分(全15巻)も読むのは
時間的にキツいのでw、今では白やぎさんの方をオススメしたいです。
こっちの方が、笑顔や泣き顔といった感情を情感たっぷりに描いてあるので、
読んでてツボにハマるものがあります。
ぜひ皆さんも読んでみてはいかがでしょうか?

 

やぎさんゆうびん

やぎさんゆうびん

  • ROCO
  • ジャズ
  • ¥200

 

 

まとめ

全3巻ですし、幻想的な雰囲気のある大変読みやすい漫画です。
私としてもずいぶん久しぶりに漫画を買うことにもなりました。
こういった作品がどんどん出てくれるといいですね。

今週のお題については以上です。

やぎさんゆうびん

やぎさんゆうびん

  • つぐみ児童合唱団
  • ニューエイジ
  • ¥150

 

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