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Hold Fast that Which is Good

良きものをつかむために綴るブログです。皆様のレスポンスが何よりの活力になります。どうぞよろしく。

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アップサイドダウン 重力の恋人

映画
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フアン・ソラナス監督作品

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今回は、久々に実写映画を取り上げたいと思います。
今回ご紹介するのは、2013年に公開されたフランスとカナダの共同で作られた
SFラブ・ファンタジー作品、
アップサイドダウン 重力の恋人です。

 

主演は、ラスベガスをぶっつぶせ等で有名なジム・スタージェスと、
スパイダーマンシリーズのヒロインでおなじみのキルスティン・ダンスト
2人となっています。 

異なる惑星の、異なる重力の人間同士が恋に落ちたことで繰り広げられる
サカサマ人間のラブ・ロマンスがこの映画の魅力です。




 

『あれ?サカサマ人間が出る映画って、前に紹介したことがあるような・・・』

という、このブログをご覧になっている方々からすれば
既視感全開のコンセプトが否が応でも気になるところかと思いますが、
その辺りのことも含めて書いてみようかなと思います。

 

アップサイドダウン 重力の恋人(字幕版)

アップサイドダウン 重力の恋人(字幕版)

 

アップサイドダウン 重力の恋人(字幕版)

アップサイドダウン 重力の恋人(字幕版)

 

 

 

 

決して交わってはならない2人

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物語は、画像の青年【アダム・クラーク】がとある山頂にて1人の女性に
恋に落ちた場面から始まります。

 

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その女性というのが、何故かサカサマ状態になっている【エデン・ムーア】でした。
2人は互いを気に入り、何度も逢瀬を重ねるのですが、
エデンがアダムの側に近寄った時に、事件が発生します。

 

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なんと、警備隊が全力武装モードで2人を引き離そうと大挙してやって来るのです。
アダムは慌ててエデンを元いた場所に戻そうとするのですが、
警備隊の狙撃により、エデンは戻る途中の高所から一気に落ちてしまいます。

 

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高所から一気に落ちてしまったために、
エデンは頭から血を流して全く動かなくなってしまいました。
それを見てエデンが死んだと思い、とても悲しむアダムでしたが、
悲劇はこれだけでは終わりません。

 

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アダムは【決して交わってはならない者と逢瀬を重ねた】その罰として、
自分とたった1人の身内であった叔母が住んでいた家を焼き払われてしまいます。
恋人も、家も、身内も何もかも失くしてしまい、
アダムが絶望するまでが序盤のストーリーとなっています。

何故、アダムとエデンは交わってはならないのか?
何故、エデンはサカサマ人間だったのか?
何故、警備隊は全力で2人を潰しに来たのか?

それは、この映画の独特極まりない世界観がそうさせているのです。
というかこの時点でもう、あの映画と似過ぎてるんじゃないかと思われがちですが、
それは後に書きますw

 

 

双子惑星

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実はこの映画の世界観は【双子惑星】となっており、【上の世界】【下の世界】
分け隔てられていました。(地球ではない太陽系の他の惑星という設定)
この2つの惑星は互いにドッキングしており、
互いの重力が逆であること互いの頭上にはもう一方の世界が存在しており、
反重力の物質(逆物質)は上に落下すること

そして最も特徴的なこととして、
反重力側に辿り着いた者(あるいは物)は、時間が経つにつれ燃えてしまうこと、
といった状況下にあるのです。

また一方で、【上の世界】富裕層が住む世界、【下の世界】貧困層が住む世界
となっているため、互いの世界の交流は法律面でも絶対禁止とされてきました。

ここでアダムとエデンの関係性も見えてきて、
アダムは【下の世界】の人間、エデンは【上の世界】の人間ということです。
(先程、エデンがサカサマ人間化していたのは、【下の世界】の視点から
見ている画であった、ということです)
だから2人は決して交わってはならない者同士なのです。

ところがたった1ヶ所だけ、上下の世界が交わっても良い場所がありました。
それが、画像の左部分に見える上下の世界を繋ぐ塔型の建造物である、
超巨大企業、【トランスワールド社】です。

『あのさぁ・・・これってもう○○○やん!?』と思われた方、
もうちょっと待って下さい、もう少しこの映画の説明をさせて下さいw

 

 

10年後

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エデンや家を失ってから10年後、アダムは古い町工場で働いていました。
しがない町工場生活に飽き飽きしていたアダムは、たまたまテレビを観て
驚愕します。

なんと、そこに映っていたのはトランスワールド社の宣伝をしていた
死んだはずのエデンだったのです!

『彼女が生きていた!これは何としても会いたい!』と心に決めたアダムは
周囲の静止も振り切って【上の世界】へ行くことを決行します。

とは言え、【上の世界】に行くことはまさに命がけの凶行そのもの。
いつ警備隊の連中に見つかるかわかったものではないし、長時間居続けることは
自らが燃えてしまう危険もある。
どう考えてもリスクだらけですが、そこをアダムはトランスワールド社へ就職する
という算段でエデンとの再会を計画します。

ただし、トランスワールド社への就職はとても狭き門。
何かとてつもない発明品でも携えていなければ不可能と言っていいくらいの
難易度ですが、アダムには大きな武器がありました。

 

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それは、かつて叔母から継承した【ピンクミツバチのエキス】というもので、
このエキスは重力の影響を受けないという凄まじい力がありました。
これを利用して、美容クリームを発明したアダムは見事、トランスワールド社の
社員となることに成功します。

 

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果たしてアダムはエデンとの再会を成し遂げられるのか?
愛する人のために命がけの綱渡りがまさに始まろうとしていた・・・
という、なかなかスリリングな展開へと繋がっていきます。

 

 

【サカサマのパテマ】との比較

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さて、本題ですw
もう薄々どころか露骨過ぎていると言っても過言ではないですが、
この映画とサカサマのパテマは、コンセプトが完全に一致しています。

サカサマのパテマについては、こちらの記事をご覧下さい。

 

お互いがサカサマボーイ・ミーツ・ガールの物語2人を排除しようとする勢力
2つの世界等、見比べてみればもうあれよあれよと共通項が出てきます。

しかも実はこの2作品は公開時期まで似通っています。
パテマが先かと思いきや、なんとこの映画は2013年9月公開と、
11月公開のパテマより2ヶ月早かったのです。

よって、【サカサマの世界】という奇抜なアイデアで独創性をアピールできるのは
この映画の方であって、パテマは二番煎じ、ということになります。
パテマはアップサイドダウンのパクリ、と言われてもやむない部分もあります)

とは言え、同じコンセプトではあるものの、片方は実写、片方はアニメーション
ということもあって見方や感じ方に明確な【差】があるのも事実です。
私は先にパテマから観て、その直後にこの映画の存在を観たのですが
どちらも見応え抜群の大作であると感じました。
どっちが先だとかいう話よりも、映画自体がしっかり面白ければその方が重要だと
私は考えています。

むしろ片方が気に入ったのなら、もう片方も何の構えもなしに観られると思うので
結構お得感があるんじゃないでしょうかw

 

 

 

まとめ

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この映画で強く印象に残ったこととして、
画像のような【壮大で神秘的な映像美】が挙げられます。
【サカサマの世界】を実写でやり遂げる偉業も大変素晴らしいのですが、
とにかくこの映画の世界が本当に広大で物凄くきれいな世界を見せつけてくれるので
ついつい画面に食い入る程です。

 

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また、エデン役のキルスティン・ダンストがびっくりする程の美人!
富裕層かつ上流社会で生き抜く役回りもあって、凄まじく魅力的に見えます。
アダムが速攻で恋に落ちるのも理解出来ますw

ただのラブ・ロマンスでは決して終わらないこの作品、
神秘的できれいな映像美を存分に味わうためにもブルーレイでの視聴を
強くオススメしますが、DVDもかなりの安価なので、
一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

 

 

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