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Hold Fast that Which is Good

良きものをつかむために綴るブログです。皆様のレスポンスが何よりの活力になります。どうぞよろしく。

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土台がいかに重要か

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出荷直前

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12月初旬から1ヶ月経って、養鶏場である私達の農場も
ようやく出荷の時が来ることとなりました。
画像は参考用ですが、私達の農場もあまりに小さかったひよこが、
今ではこのようなずんぐりむっくりの鶏となっています。

というかこうなってもらわないと金にならないので、これが非常に重要なのです。
いかに元気でよく太った鶏をどれだけたくさん出荷できるかが収入に直結するので、
死なれたり想定よりも小さいとたまったものではありません。

この1ヶ月はまさに戦争状態と言っていい状態でした。
機械のあちこちが故障する初めから死んだひよこが大量に送りつけられるなど、
話にならないことが次から次へと起こってむちゃくちゃしんどい目に遭わされました。
休日もへったくれもなかったので、正直今でも時間の感覚が全くありません。
それでも何とか被害を最小限に食い止めることが出来たのも、経営者の叔父を
始めとして皆が頑張ったからに他なりません。

今日はそんな1ヶ月の間に色々思ったことを書いていこうかと思います。

のどかな家並 <東京都交響楽団>

のどかな家並 <東京都交響楽団>

 

 

投資家として

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実はこの1ヶ月の間、それも初めの頃、叔父と大喧嘩をしました。
よく言う【見解の相違】というやつで、
正直私はこの時仕事する気が全くと言っていい程ありませんでした。

ここで私が日本での人生のように、従業員といった【ただの雇われ】だったなら
「辞めるわ」で終わりなのですが、今回は完全に状況が違いました。
それは以前このブログでも書きましたが、
今の農場は【ウチが投資したことで出来た】農場でもあるのです。
つまり経営者である叔父は、ウチの力なくしてはビジネスのビも作れなかったという
事実があったため、私は今回投資家の一面も持って叔父と直接対話に臨みました。

要は、
「あんた誰のおかげで今のビジネス出来てると思ってんですか」
「今の今まで対価も真っ当に払ってないくせにそんな調子こいたこと言う?」と、
自分より約30歳も上の超絶キャリア持ちの人にこう凄んでやったのですw

こんなことは普通なら絶対あり得ない構図です。
見習い風情が経営者に脅しをかけるような話ですし、
何より現地では目上の人に喧嘩腰などクズの所業、人に非ずとされる程上下関係が
はっきりとしていたのです。

しかし私は日本人ですから、ここぞという時は現地のルールなど完全無視しますw
ましてや私は賭すもの賭して来てるのですから、
ただの雇われなんぞではないということをはっきりわからせる必要が当然あります。
流石の百戦錬磨の叔父も言い返せない部分があったためか、
私を完膚なきまでに叩き潰すことは出来ず、
「お互いに悪い所があった、だがこれが俺のやり方だ」と非を認める発言も
ありました。

結局この機会を境に双方が異なる取り組みを実施するということで、仕事が円滑に
進むようになり、今ではお互いが納得の上で共に汗を流しています。
今でもあの時衝突してよかったと思うのは、
早いうちから双方の問題点が明らかになったことで解決策を早期に見つけられたこと、
今後の運営方針がある程度定まったことなど、農場のあり方を再確認出来た一方、
やはり【持つものを持っている立場は基本的に強い】というスタンスが改めて
浮き彫りになったことでした。

そう、【土地所有】という恐るべき絶対の土台があるということが。

土地の所有と利用―地域営農と農地の所有・利用の現時点 (現代の農業問題)

土地の所有と利用―地域営農と農地の所有・利用の現時点 (現代の農業問題)

 

 

 

先立つ物

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つい先日の話ですが、昼食時に叔父が私を含む農場従事者達にこう言いました。
「自分で何かを始める時や事業計画を立てる時、はたまた安定した生活を得るためには、まず何はともあれ自分達の土地がなければダメだと。

これは叔父が数年前に味わったことをそのまま口にしていることを私は知っています。
叔父は元国家公務員で貿易会社の社長までやりのけた超絶キャリアを持つ偉人ですが、
自分名義の土地を持っていなかったため、融資の相談や新事業を打ち出す時
資格も能力もあるにもかかわらず、頭に描いたあらゆる事業計画が全て出来ない、
という不条理な目に散々あったのだそうです。

しかしこれは傍目から見ればさも当然の話で、
世間は「土地すら持ってない奴が何言ってんだ」と門前払いするものだからです。
銀行も財産なしの人に金など貸すわけがなく、あえなく詰みとなるのは明白です。

金を持っていればいい話とは言え、叔父はまとまった土地を買う資金すら
持っていなかったので、「土地さえあれば・・・」を歌を歌うように
つぶやきまくっていたと聞きました。

そこでウチが投資の形で、以前からまとまった土地を持っていたこともあって
新たに叔父のために土地を購入した、というところからこの農場の話は
始まっています。
今まで叔父は全て【赤の他人の土地】で仕事をしていたので、
地主が「出てけ」と言ったら即座に追い出される立場だったのですが、
今度は叔父自身の名義ではなくとも家族であるウチの土地なので、
共同運営の形でやっていけば追い出されることもなく安心して融資も受けられて
事業に取り組めますし、
ウチとしても叔父の力を信頼して生活手段を作るという目的上、
共同運営以外の選択肢がない状況でしたから、まさにこれは巡り合わせでした。

今では叔父を含め皆、自分達の土台の上で仕事をしていますので
立ち位置がしっかりしています。
このような感覚は雇われでは決して味わえませんし、叔父も【建物】という自分名義の
財産を手に出来たことで、これまでになくみなぎっていますw

この農場は【生活の安定を図るために】作った農場ですので、
まずはここで実績を作ってしっかりとした収入を得て生活を安定させ、
そこから次のビジョンを打ち立てていこうと各自がそれぞれ考えています。
何をするにせよ、先立つ物がなければ話になりませんから。

エデンの朝 <東京都交響楽団>

エデンの朝 <東京都交響楽団>

 

 

まとめ

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最近の日本がどうなっているかは知りませんが、
現地では本当に景気が悪く、食べていくのもやっと、という人達だらけのように
見受けられます。
実際他の親戚たちはどこも裕福とは程遠く、やれ給料が下がっただの、
やれクビになっただのと、まともな話を聞きません。

そんな中で、キツい状況が何度かあっても自分達の土台を持てて仕事して稼げる
というのがどれだけ大事でありがたいことなのかということを、30も半ばになって
今更知った次第です。
出荷が終わればいよいよ収入が明らかとなります。
ここでこれからの私達のこれからの生活がかかってくるので、
極めて重要な時期を迎えることとなるでしょう。

さてさて私は一体どのくらいもらえるのやら・・・

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